国慶節連休の大混雑記事を読み解く–片目をつむることも時には必要–

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片目をつむる

ちょっと前のことになりますが、10月1~7日の中国での「国慶節」の
連休でのひどい混雑やマナー違反が大きく取り上げられました。

国慶節連休で混雑、マナー違反も続出!(2013年10月3日 Yahooニュース)

ちなみにこれ、2013年になっていきなりこんな大々的に取り上げられる
ことになった背景に、2013年10月1日からの中国「旅行法の改正」があります。

今までツアーなのに買い物にばかり連れて行ったり、旅行社がバックマージン
を受け取っているという不透明だった部分を解消するため、旅行法を改正して
ツアーで旅行社が買い物に連れて行くことを全面的に禁じたのです。

そのため今までの大きな収入源がなくなり、ツアー価格が大幅に値上りしました。

ツアー価格が値上りするとどうなるか。そう、みんなツアーに参加せず、
「個人旅行」を選ぶことになり、それが大混雑を招いた原因です。

例を挙げて簡単に説明してみましょう。

1組50人のツアーが20組、ある観光地へ出かけたとします。
50人×20組=観光客1000人、+「ガイドさん」20人。

ツアーであれば、バス20台で移動し、ガイドさん20人がチケットを買います。

それが個人旅行客になると、1000人が1000人それぞれに移動し、
1000人がチケットを買うために並びます。車両数も激増します。

朝の出発時間や観光ルートも20人のガイドさんがうまく調整してたのを、
1000人が1000人それぞれの都合でそれぞれに動くようになります。

ゴミをまとめる人も、ゴミ箱に捨てるよう促す人もいなくなります。

そのためにこんな大きな大きな大混雑を招いてしまったのです。

ガイドの友達は収入も大きく減り、観光地の秩序も乱れ、心から嘆いていました。

「睁一眼闭一眼(片目をつむる)」

確かに不透明な部分があるといっても、長い時間かけて自然に確立
された体制を一掃してしまうのも不自然で市場原理に反してますよね。

早くまた良い方向へ収束されるのを願うばかります。

N野

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